腎センター(血液透析)

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腎センターは、急性及び慢性腎不全で血液透析が必要な患者、また様々な疾患により血液濾過・血液吸着・血漿交換が必要となる患者の治療を実施しています。感染個室2床を含む15床で構成され、医師・看護師・臨床工学技士が協力しながら治療に携わっています。

原則として入院患者を対象としており、透析治療にとどまらず多様な血液浄化療法・体外免疫調整療法・血液成分調整療法を行っています。腎代謝内科患者のみならず、総合内科・消化器内科・救命救急科など多くの診療科の患者が対象となります。

透析患者は多種多様な疾患を持っており、透析治療のみならず入院に至った各疾患の理解と確かな看護技術が必要になります。また、治療を受ける患者にとって透析治療が日常生活に与える影響は大きく、時にはQOLを低下させます。そのため、患者の日常生活におけるQOLを維持するために、社会資源の活用や精神的援助を含む高度な知識と看護ケアの向上に努めています。そして、入院前から退院時までクリニックと連携し、治療過程の一環として患者さんをサポートしています。
透析導入患者や教育が必要な維持透析患者との教育的関りも重要で、短い入院期間の中でいかに効果的に指導を行うかが問われます。私たちは、専門知識を活かした看護の提供と病棟看護師との連携を強化し、患者が必要とする透析看護実践に取り組んでいます。

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