10B│脳血管センター(神経内科・脳神経外科)

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10B病棟は脳血管センター(脳神経内科・脳神経外科)の入院病棟で病床数は46床です。看護の対象となる疾患は、脳梗塞や脳出血が多く、他にも神経難病(ALS・パーキンソン病・重症筋無力症・多発性硬化症)・髄膜炎や脳炎等の脳神経内科領域疾患、脳腫瘍やくも膜下出血・脳動脈奇形等の脳神経外科領域疾患となります。

10B病棟の理念は、「患者さんにとって最善の結果を出す<愛の看護>を提供する」です。看護の特性は、1)脳梗塞急性期から慢性期に向けての看護、2)脳出血やくも膜下出血で外科的治療を受ける周術期患者の看護、3)急性期から回復期に向けての自立への働きかけ(リハビリテーション)、4)患者・家族教育を中心とした退院支援、5)脳卒中後遺症によるボディイメージ変容の受容過程の支援です。

10B病棟は、脳機能にダメージを受けた患者さんの看護を行っており、多くの患者さんは運動麻痺や言語障害・嚥下障害・認知機能障害があり、日常生活に不自由さを抱えています。障害を受け入れながら、残存機能を活かし日常生活に戻す支援を行っています。

脳血管障害・機能障害を持った患者に対するケアの充足の一つとして、臥床したまま入浴出来る特殊入浴風呂が病院内で唯一10A・10B病棟共用で設置されており、毎日8名前後の患者の入浴介助を実施しています。更に、患者のADL向上や認知機能低下防止の為に、車椅子乗車や歩行訓練を行っており、週一回ラジオ体操の実施も行っています。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と情報共有し連携を取り、患者の安全を守りながらより良い医療・看護が提供出来るように協働しています。