13A病棟について

13A病棟は耳鼻咽喉科・形成外科・眼科の混合病棟です。
耳鼻咽喉科の患者さんは治療の影響により、食べる事・話す事に障害を抱える人が多くいます。私達の病棟では嚥下勉強会や口腔ケア教室を開催し、一人でも多くの患者さんの感染を防ぎ、安全に楽しく食べられるように取り組みを行っています。
【嚥下勉強会】
患者さんの誤嚥性肺炎予防・スタッフの嚥下障害看護スキルの向上を目指し、2015年度より嚥下勉強会を実施しています。
嚥下勉強会は各月2回 勤務時間内で10分程度の講義と簡単なテストを実施。内容は嚥下に必要な解剖生理や、明日から応用できる摂食嚥下ケアなど、月毎にテーマを設けています。
患者さんが安全・安心して食べることができるよう全力でサポートしています。

【口腔ケア】
患者さんに向けて口腔ケア教室を2ヶ月に1回開催しています。
主な内容は、頭頸部癌患者さんの口腔感染予防や、治療の副作用による口腔粘膜障害の対処法です。患者さん自身が口腔ケアの必要性を理解して実践し、治療継続を可能にしていくことを目標としています。また、形成外科・眼科の患者さんは糖尿病の既往があり、口腔内乾燥をきたしている場合が多いため、口腔内の役割、合併症、口腔ケアの物品・方法等について、10分程度のスライドを用いて行っています。

【青山真弓 摂食・嚥下障害認定看護師 15年目】
私は、昨年第1子を出産し育児休暇を経て、今年の4月に復職しました。復職にあたり、育児と仕事の両立が出来るかとても不安な気持ちでした。しかし、看護部を始め、13A病棟師長や先輩・後輩たちに全面的に支援して頂き、患者さんへの看護や摂食・嚥下障害看護認定看護師の活動も積極的に行える環境を与えて頂いています。具体的には、①育児時間や短時間勤務の活用により、勤務前後に子供と関わる時間の確保 ②食事場面の援助ができる休憩時間の調整 ③勤務時間内でのチーム会や勉強会の開催などです。院内保育を活用し、子供の成長を保育士さんが一緒に見守って下さる為とても安心です。