12B1│血液腫瘍内科、リウマチ内科、乳腺内分泌外科

12B1病棟は、血液腫瘍内科、乳腺内分泌外科、リウマチ内科を専門とする21床の病棟です。血液腫瘍内科の入院治療は、主に抗がん薬治療となり、長期間、かつ繰り返しの入院を必要とします。抗がん薬の投与の際には、有害事象の予防と早期発見・対応が重要となります。また、ほぼ全患者が治療経過において免疫機能の低下をきたすため、骨髄抑制期に感染予防などのセルフケア行動に結び付けることが患者の生活の質の維持・向上には不可欠となります。
乳腺腫瘍に対する手術療法においては、一般的な術前・術後の管理に加え、女性患者の心理的喪失感や後遺症への不安が大きく、正しい情報提供と心理的サポートが重要です。

がんに罹患した患者への看護は、患者にとって最良な身体・心理・社会的な安定状態を獲得・維持し、「がん」とともにその人らしく生きていけるよう、あるいは安らかな死が迎えられるように患者・家族の思いや価値観に寄り添った看護を提供しています。

リウマチ内科は、膠原病や自己免疫疾患に罹患した患者が主となり、疾患の多くは「難病」に指定されています。難治性、かつ長期的な経過を辿ることが多く、ステロイド治療や免疫抑制剤、または免疫グロブリン大量療法などで症状コンコロールを図ります。
自己免疫疾患に罹患した患者に対しては、症状が全身に発症し長期療養を必要とするため、チーム医療による効果的、かつ多角的な実践と適切な情報提供が必要となります。そして、治療への意欲を引き出す関わりや家族へのサポートも重視して看護を提供しています。

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