11A・B│消化器センター(消化器外科・消化器内科)

DSZ_4004-11A・B病棟 DSZ_4012-11A・B病棟

 

11階のA病棟、B病棟は消化器外科・消化器内科を主とする消化器センターです。悪性疾患が多く食道・肝胆膵・胃・大腸の手術を中心に、内視鏡的・血管内手術や化学療法・放射線治療を入院目的として運営されています。急性期・周手術期が中心ですが、慢性疾患で入退院を繰り返す患者やターミナル期において緩和医療を受けている患者も少なくありません。患者、家族の尊厳と安全・安楽を最優先に、11A病棟・B病棟ともに協力体制のもと、消化器センターとして質の高い効果的な治療・看護を提供しています。

治療・看護は外来とも連携して入院前から退院後のことまでを考慮し、必要な職種が連携してチーム医療を行っています。例えば、消化器疾患の手術のなかでも、侵襲度が高く術後合併症を引き起こしやすい食道癌の手術においては、術前から口腔外科、歯科衛生士が関わり術後誤嚥性肺炎のリスク軽減と術後の早期経口摂取再開を支援しています。その他、術後の一般的生活指導に加え摂食行動の変化や栄養・体重管理、ストーマ、ドレーン留置等ボディイメージの変化に合わせた生活指導、精神的ケアを、医師、外来看護師、専門・認定看護師、病棟栄養士、病棟薬剤師、退院調整看護師、MSW等様々な職種の連携のもとに医療を実践しています。

同様に、慢性の寛解と憎悪(症状が悪くなること)を繰り返す膵炎、肝炎、肝硬変炎症性大腸疾患を特徴とする消化器内科疾患に関しても、疾患を正しく理解し身体的、精神的に調和がとれるよう教育・指導を行い、病気とともに生きていく意欲が持てるようにケアを提供しています。

DSZ_3996-11A・B病棟