10A│脳血管センター(神経内科・脳神経外科)

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10A病棟は脳神経外科・脳神経内科を主とする病棟で、病床数は49床です。急性期から回復期、終末期にある学童期から老年期の患者が入院しています。主な疾患は、くも膜下出血・脳出血・脳梗塞・脳腫瘍・頭部外傷です。脳卒中や外傷等で救命救急センターへ緊急入院され、急性期管理を終えて病棟に来られる方が6割を占めます。その他にも、もやもや病・脳動静脈奇形などに対する外科的治療やパーキンソン病の脳深部刺激療法、難治性疼痛への脊髄刺激療法など多岐にわたる脳神経疾患を対象に治療を行っています。

10A病棟には急性期治療を終えた直後の全身状態が不安定な方や、疾患による後遺症で意識障害や麻痺などの運動機能障害、言語障害や記憶障害等の高次脳機能障害などにより、日常生活に援助を必要とする患者が多くいます。そのため、看護師は患者の身体的援助とともに、その人らしい生活に近づけることを目標に、環境調整と意思決定支援、早期リハビリテーションに力を入れて日々の看護に取り組んでいます。

全身状態が安定した後、約3割の患者は療養やリハビリテーションの継続を必要として転院します。入院早期より患者・家族の思いをとらえて、不安と負担を最小限に入院生活が送れ、そして安心して次の生活の場に移れるように、医師や医療ソーシャルワーカー、その他の医療従事者と連携をはかりながら退院支援を行っています。

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